Life, Education, Death

プログラミング以外でも思ったことをつらつらと書きたい

VMWare Virtualization Forum 2008に行ってきた

はじめに

11月18日に行われたVMware Virtualization Forum 2008 : ホームに行ってきた。VMWareの無償版を使ってUbuntu入れて、おー簡単じゃんかぁ(パチパチ)程度で全然知らないことが多い。
難しいセッションには参加しなかった。何か面白い情報が見つかればいいなぁと思って行った。

感想等

基調講演を20分くらい遅れてしまったので、よくわからないことがあったが副社長が今後のマーケティングについてしゃべっていた模様。同時通訳だったので英語でも大丈夫だった。


仮想化によるサーバーの集約っていうステップについては理解ができるがそのあとは、クラウド化、自動化・・・となっていくらしい。(このへんは全然理解できてない)


デスクトップの仮想化*1という場面では、デスクトップを仮想化してサーバーに本体を持っていって実際にユーザーはシンクライアントとして使う。そうするとOSのメンテナンスや新しい環境の構築などが便利になる。
他のセッションで詳しく解説していて、例えばOSのパッチを当てる場合でも、管理者は一発で全てのマシンのアップデートをかけられるらしい。まずOSイメージのマスターを作って、そのデータに対して差分でパッチなどの更新を当てるので、SP1のWindowsが使いたい人もSP2のWindowsが使いたい人も共存できる。
パッチを当てるときにユーザーデータとシステムデータの保存場所が一緒だと管理者がユーザーデータを消してしまうので、ストレージを分けていてユーザーデータはユーザーごとに用意される。

シンクライアントを使うときに問題になるのは、物理マシンに接続された機器の認識とネットワークの遅延による不便さではないかとずっと思っていた。
VMWareとしては今まで使っていたマシンと同じようにシンクライアントのマシンを使えるようにとUSB機器を接続したり、仮想イメージをローカルに落としてきて実行することもできるようだ。


パネルディスカッションではユーザー事例を話していた。どの会社も同じような悩みをかかえていて

  • サーバーが増えて保守費が増大する。でも人増えない
  • 1サーバー1OSじゃないので障害発生時に時間がかかる
  • レガシーシステムの存続(ハードのライフサイクルよりソフトのほうが長いことがある)
  • 物理的な設置場所がない

などなど。
そもそも、多くの場合サーバーのリソースを使い切っていないということが肝のようだ。リソースを使い切っているサーバーには仮想化のメリットはなさそう。結構ピークベースでサーバーの選定を行うようでリソースがあまっていることが多いらしい。そのような場合なら仮想化したら効果あるみたいだった。

基調講演でも話が出たのだが、適切に仮想化をすると10分の1とか結構なるらしい。もっとも基調講演では1000->80なんてすごい数字を出していたのだが・・・
パネルディスカッションでも一桁少なくなったりする事例があったので、これは本当の数字のようだ。

一番すごいなと思ったのは、「ThinApp」という技術。アプリケーションの仮想化とかいうようだ。通常はアプリを使いたいと思ったら、インストールしてレジストリに何か情報を書き込んで、やっと実行できるようになる。デスクトップを仮想化したときに、個々のマシンのあのアプリを入れたいなんてことになると、管理者が一つ一つインストールする必要があると思うのだけれども、その必要がなくなる。


”すげー”


って普通に思った。
仮想化ってまだまだよくわからないし、勘違いしている点もあるかも;;;